バレーのグリーンカードはいつから始まった?意味は?メリットは?
テレビでバレーボールの試合を見ていて「グリーンカード」??
スポーツの試合でイエロー・レッドカードはよく見るけど、「グリーンカード」はなんだろう?ってなりますよね。
私も最初は??でした。
結論を言えば、フェアプレー精神やスポーツマンシップに優れた行動を見せた選手やチームに対して出されるカードなのです。
そこで、バレーボールの「グリーンカード」について詳しく紹介しますね。
バレーのグリーンカードとは?
「グリーンカード」は、バレーボールの試合において、フェアプレー精神やスポーツマンシップに優れた行動を見せた選手やチームに対して出されるカードです。
審判員の裁量になりますが、フェアプレーや優れたスポーツマンシップを称えるために提示するカードになります。
バレーのグリーンカードはいつから始まった?
2023年のバレーボールネーションズリーグから試験的に導入されました。
2023年の大会では「グリーンカード」は出ることはなかったのですが、2024年6月30日閉幕したバレーボールネーションズリーグでついに「グリーンカード」が出され大きな話題となりましたね。
小学生バレーボールでは少し前から導入されていて、小さなころからフェアプレー精神を促進し、より良いスポーツ環境を作るために重要な役割を果たしています。
バレーボールよりもっと前には、サッカーのU‐12以下の大会でフェアプレーを広めるために2004年から日本サッカー協会が導入していました。
スポーツ界全体のイメージアップに各スポーツに導入が増えています。
バレーのグリーンカードの意味は?
バレーボールの「グリーンカード」は、スポーツマンシップに優れた行動を称賛するためのカードであり、「グリーンカード」自体にポイントや特典はありません。
教育的な側面: 小さな子供たちから大人まで、フェアプレーの重要性を再認識させ、より良いスポーツマンシップを育むきっかけとなります。
チームの活性化: グリーンカードを獲得することは、チーム全体の士気を高め、一体感を深めることにつながります。
スポーツ界全体のイメージアップ: フェアプレーなプレーは、バレーボールの魅力を向上させ、スポーツ界全体のイメージアップにも貢献します。
多くの「グリーンカード」を獲得することは、試合に大きく影響しチームにとって良い結果に繋がる可能性がありますね。
バレーのグリーンカードはどんな時に出される?
「グリーンカード」が出されるときは、試合中に相手チームの選手を助けたり、正直に反則を認めたりする行為を評価し出されます。
提示される行動の例
- 相手チームのミスに対して励ましの言葉をかける
- 判定に納得がいかなくても冷静に対応する
- 怪我をした相手選手を心配する
- チームメイトを鼓舞する
- 試合後、相手チームと握手を交わす
「グリーンカード」は、特に優れた行動に対して提示されるものですが、全てのプレーが評価対象となるわけではありません。
バレーのグリーンカードのメリットは?
「グリーンカード」は、小学生バレーボールで普及が進み、子供たちに早い段階からフェアプレーの大切さを教え、育成するために大きな影響を与えてます。
プロのバレーボールにおける「グリーンカード」では、チャレンジ判定による時間のロスを減らし、試合時間の短縮につながることが大きなメリットになっています。
チャレンジ判定が入るとどうしても時間が取られてしまいますよね。
試合の流れを止めることになるので、試合の流れやチームの雰囲気もガラッと変わってしまう可能性が高く、試合結果に大きな影響を与えてしまうことがあります。
それを防ぐために、選手自らネットタッチやブロックタッチを自己申告することで試合の流れを変えないために重要なことで、結果メリットになるのです。
バレーのグリーンカードを獲得すると賞金もあり
バレーボールネーションズリーグではフェアプレーモーメント賞があり、最も「グリーンカード」を取得したチームには賞金として3万ドル(約480万円)が与えられました。
FIVB(国際バレーボール連盟)は2024年7月3日に、X(旧Twitter)を通じてVNL2024で「グリーンカード」を最も多く獲得したチームを発表しました。
男子はスロベニア、女子はドミニカ共和国という結果です。
賞金3万ドル(約480万円)は大きな大金ですが、お金以上に国のイメージアップに大きく貢献することになりますね。
バレーのグリーンカードまとめ
「グリーンカード」は、単なるカードではなく、スポーツマンシップの象徴になります。
バレーボールを通じて、フェアプレーの精神を育み、より良いスポーツ文化を築くために重要な役割を果たしています。
大会によってはフェアプレー賞の賞金もありますが、賞を獲得することはお金以上に大きな価値があります。
2024年のパリオリンピックが楽しみですね。