ゼレンスキー大統領の英語力は?どれくらい話せる?会談から考察

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ語を母語としながらも、ロシア語や英語も話すことができることで知られています。
特に、2025年2月28日に行われたトランプ米大統領とのホワイトハウス会談では、通訳なしで英語で直接意見を交わし、その英語力が改めて注目されました。
ゼレンスキー大統領の英語力とは?どれくらい話せる?

ゼレンスキー氏は、ウクライナ大統領になる前はコメディアン・俳優として活動しており、その時から英語を話す場面が見られました。
しかし、国際政治の舞台で使われる英語は、日常会話とは異なり、高度な語彙や外交的なニュアンスを求められるものです。
過去の演説や国際会議の映像を分析すると、ゼレンスキー大統領は流暢とは言えないものの、英語をしっかりと理解し、自らの意見を伝えることができるレベルにあります。
特に戦時中のリーダーとして、英語で各国首脳や国際社会に対しウクライナ支援を訴える姿が印象的でした。
トランプ大統領との激論で見えた英語力
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談の全編
— すずぽん (@suzupon_youtube) March 1, 2025
英語字幕と日本語字幕を修正版として再アップです。
今回は映像止まってないはずですので、拡散はこちらの動画でお願いします。 pic.twitter.com/6fDbTh7wKQ
2月28日の会談では、ウクライナの鉱物資源に関する協定の署名が予定されていましたが、ロシアへの対応を巡り意見の対立が発生。
最終的にゼレンスキー大統領は署名せずにホワイトハウスを後にしました。
この会談の中で、ゼレンスキー氏は通訳を介さずに英語でトランプ大統領と口論を繰り広げました。
会話の一部を抜粋すると、
トランプ大統領: 「あなたたちはゲームをしている」
ゼレンスキー大統領: 「私はとっても真剣だ」
トランプ大統領: 「あなたたちは何百万人もの命を賭けてギャンブルをしている」
このように、両者のやり取りは非常に白熱し、ゼレンスキー大統領はトランプ氏の挑発的な発言に対して即座に英語で反論していました。
ゼレンスキー大統領が通訳を付けなかった理由は?

ネット上では、「通訳を介していればここまで感情的な対立にはならなかったのではないか」という意見も多く見られます。
しかし、ゼレンスキー大統領が通訳を付けずに直接英語で会話したことには、いくつかの理由が考えられます。
① 迅速な対応を優先
通訳を介すると、どうしても発言のタイミングがずれ、議論の流れがスムーズに進まないことがあります。
特に今回のような緊迫した交渉では、相手の発言に即座に反応することが重要でした。
ゼレンスキー氏は、ウクライナの立場をより強く訴えるために、直接英語でトランプ大統領に対応した可能性があります。
② 強いリーダーシップのアピール
国際政治の場では、リーダーが直接交渉を行うことは強い姿勢の表れとされます。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナがアメリカに依存しているわけではなく、対等な立場で議論できることを示すために、通訳を介さずに英語で会話を進めた可能性があります。
③ 感情をより伝えたかった
ゼレンスキー氏は、ウクライナの置かれた厳しい状況に対する切実な思いを、通訳を通さずに直接伝えたかったのではないでしょうか。
通訳を介すると、言葉のニュアンスや感情が薄れてしまうことがあります。戦時中のリーダーとして、彼自身の言葉でアメリカ側に訴えかけたかったのかもしれません。
④ トランプ大統領への対抗心
トランプ氏は強気な交渉スタイルで知られています。そのため、ゼレンスキー大統領も「強いリーダー」として対等に渡り合うために、直接英語で応戦した可能性もあります。
通訳を介して発言すると、一歩引いた立場に見えてしまうことを避けたかったのかもしれません。
ゼレンスキー大統領の英語力に対するSNSの評価

今回の会談を受けて、ネット上ではゼレンスキー大統領の英語力について様々な意見が交わされています。
- 「ゼレンスキー大統領にとって英語は母国語ではない。それなのに英語を母国語とするトランプ氏と堂々と議論していたのはすごい」
- 「首脳会談では通訳をつけることが多いが、通訳がいればここまで感情的な対立にはならなかったかもしれない」
- 「ゼレンスキー大統領は英語があまり得意でないが、それでも気迫のこもった英語でトランプ氏に食い下がる姿は印象的だった」
また、ゼレンスキー大統領はウクライナ国内での英語教育の重要性も強調しており、2024年には英語を国際的な公用語とする政策を推進する法案に署名しました。
これにより、政府機関や軍隊、大学などで英語の使用が奨励されるようになっています。
まとめ!ゼレンスキー大統領の英語力は?
ゼレンスキー大統領の英語力は、完璧とは言えないものの、国際的なリーダーとして十分なコミュニケーション能力を持っていると評価できます。
特に、戦争という緊迫した状況の中で、自らの言葉で直接国際社会に訴えかける姿勢は、多くの人々に感銘を与えました。
また、今回のトランプ大統領との会談では、通訳を介さないことで生じた感情的な衝突が目立ちましたが、それでもゼレンスキー大統領がウクライナの立場を強く主張し続けたことは、彼のリーダーシップの強さを示しているとも言えます。
今後も、ゼレンスキー大統領の英語での発信が、ウクライナと世界をつなぐ重要な役割を果たしていくことでしょう。


