岸本学弁護士とは?学歴や経歴!評判は?どんな人なのか紹介

2025年5月、第一東京弁護士会が発表したある処分が、法律業界に衝撃を与えました。
対象となったのは岸本学弁護士。
性犯罪の被害者支援を掲げて活動していた彼が、依頼者に示談金を渡さなかったなどの重大な非行を理由に、最も重い処分である「除名」を受けたのです。
今回は、このニュースの渦中にいる岸本学弁護士が一体どんな人物だったのかを、学歴・経歴・評判を交えて深掘りしてみましょう。
岸本学弁護士のプロフィール!学歴や経歴
岸本学(きしもと・まなぶ)氏は、みせばや総合法律事務所の代表弁護士として活動。
主に痴漢や盗撮など性犯罪の被害者支援に注力し、相談者に対して「悪いのは犯人。被害者は悪くない」と訴え、無料LINE相談などを通じて支援の輪を広げてきました。
また、第一東京弁護士会では犯罪被害者に関する委員会、人権擁護委員会などにも名を連ね、表向きは社会正義の担い手として活動していたように見えます。
学歴・経歴!一見するとエリートコース
学歴や職歴を時系列で整理すると、以下の通りです。
【学歴】
- 1997年3月:大阪大学法学部 卒業
- 2008年3月:横浜国立大学法科大学院 修了
- 2008年:司法試験 合格
【経歴】
- 2001年7月:オリックス株式会社 勤務
- 2010年6月:金融庁証券取引等監視委員会(証券調査官)
- 2010年:弁護士登録(第一東京弁護士会所属)
経歴をなぞる限りでは、企業法務から行政の調査官業務まで経験した、多才で堅実なキャリアの持ち主に見えます。
実際、その道筋は法曹界でも一目置かれるような立派なものです。
評判と実態!SNSではヒーロー?しかし現実は?
TwitterなどのSNSでは、彼は”フェミニスト弁護士”として支持を集める一方で、言動が過激すぎると批判されることもしばしばありました。
特に印象的なのは、40代男性と20代女性の恋愛に関して「セクハラの成れの果て」と評したツイート。
こうした表現が波紋を呼び、懲戒請求のきっかけにもなったとみられます。
さらに深刻なのは、示談金着服や依頼者放置といった実務上の問題です。
複数の依頼者から紛議調停が申し立てられ、岸本氏は弁護士会からの呼び出しにも応じず、書面すら提出しなかったという情報も明らかになっています。
なぜこうなった?ギャップが大きすぎる人物像
岸本弁護士の表向きの姿と、実際の行動の間には大きなギャップがあります。
性被害者支援を掲げながら、その裏では加害者側から受け取った示談金を依頼者に渡さないという行為。
これは一種の裏切り行為であり、弁護士としての倫理観が問われる深刻な事案です。
趣味や特技、使用言語にまでこだわりを持ち、寺社巡りやジャズを好むといった個性的な一面もあった彼。
しかし、そうしたパーソナリティが人々の信頼を集めたからこそ、今回の失望も大きなものになったと言えるでしょう。
まとめ!理想と現実の落差がもたらす衝撃
社会的弱者を守る旗印のもとに活動してきた岸本学弁護士が、自らの行動で信頼を崩してしまった今回の事件。
弁護士という立場の重みを改めて感じさせられます。
彼のこれまでの実績や理念が全て否定されるわけではありませんが、倫理に反する行動はそれらをも霞ませてしまいます。
今後、被害に遭った依頼者が正当な補償を受け、再発防止に向けた体制強化がなされることを願ってやみません。
信頼される弁護士とは何か、その問いを改めて私たちに投げかける一件でした。