漂白剤のキッチンハイターとキッチンブリーチ違いはなに?どっちがいいの?
お店の棚で「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」を見てどっちを買えばいいの?
って悩みませんか?
どちらも次亜塩素酸ナトリウムと言うのはわかるんだけど違いは?
金額の安い方でも大丈夫かな?
高い方が効果があるの?
よくわからないけど何となくで買っていませんか?
私も何となくで買っていました・・・
結論!
漂白剤としてほぼ同じものです。
それでは「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」について説明していきますね。
漂白剤のキッチンハイターとキッチンブリーチ何が違うの?
「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」は、どちらもキッチン周りの掃除や消毒に使用される漂白剤ですが、具体的には異なる特徴や使用方法があります。
簡単に言うと、ほぼ同じものと考えていただいて大丈夫です。
キッチンハイターとは?
ブランド名: キッチンハイターは、花王が販売する漂白剤の一種で、「ハイター」シリーズの中でキッチン用に特化した製品です。
主成分: 主に次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)が含まれており、アルカリ性です。
用途: 主にキッチン周りの掃除や消毒に使用されます。具体的には、シンクや排水口、まな板、食器、カトラリーなどの除菌・漂白に使われます。
- 強力な殺菌力: 次亜塩素酸ナトリウムの殺菌作用により、雑菌やカビ、悪臭の原因となる微生物を効果的に除去できます。
- 漂白力: シンクや調理器具に付いたシミや汚れを漂白する力があります。
- 使用方法: 水で希釈して使用するのが一般的です。製品によってはスプレータイプのものもあり、手軽に使えるのが特徴です。
キッチンブリーチとは?
一般名称: 「キッチンブリーチ」は、特定のブランド名ではなく、キッチン用の漂白剤全般を指す一般名称です。
主成分: 多くの場合、次亜塩素酸ナトリウムが含まれますが、他の成分が添加されている場合もあります。アルカリ性のものが多いです。
用途: キッチンハイターと同様に、キッチン周りの除菌・漂白に使用されます。特に、シンクやまな板、食器、タイルの漂白・除菌に適しています。
- 汎用性: 「ブリーチ」という名称は漂白剤全般を指すため、さまざまなブランドから「キッチンブリーチ」が販売されています。それぞれの製品により特徴や使い方が微妙に異なることがあります。
- 使用方法: キッチンハイターと同様に希釈して使用する場合が多いですが、ブランドによっては異なる指示があることがあります。スプレータイプや液体タイプなど、さまざまな形態で提供されます。
キッチンハイターとキッチンブリーチ、同じ漂白剤なのに名前が違うのはなぜ?
ブランド vs. 一般名称: 「キッチンハイター」は花王の特定ブランド名であり、品質や成分が統一されています。「キッチンブリーチ」は一般名称であり、さまざまなメーカーが類似の製品を提供しています。
名称 | メーカー |
キッチンハイター | 花王 |
キッチンブリーチ | ライオン、ロケット石鹸、NSファーファ・ジャパン(旧 ニッサン石鹸) カネヨ石鹸 第一石鹸、ミツエイ、など |
キッチンハイターは花王から販売されており塩素系漂白剤のブランド名として、花王が商標登録している名前なのです。
そして、「ブリーチ」という商品名がたくさんあるのは、英語の「bleach(ブリーチ/漂白という意味)」から各社商品名を付けているのでしょうね。
キッチンハイターとキッチンブリーチの成分の違い
最初にも解説した通り、基本的な成分である次亜塩素酸ナトリウムは同じです。
キッチンハイターには特定の成分配合やブランドの特徴があり、キッチンブリーチは製品によって成分や使用感が異なる場合があります。
・キッチンハイター
品名 | 台所用漂白剤 |
液性 | アルカリ性 |
成分 | 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、アルカリ剤 |
・キッチンハイター(カネヨ石鹸の場合)
品名 | 台所用漂白剤 |
液性 | アルカリ性 |
成分 | 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)、アルカリ剤 |
両製品の違いは成分の界面活性剤の種類が違うところです。
界面活性剤「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」と「アルキルアミンオキシド」の違い
界面活性剤は、水と油の仲介をすることで、汚れを落とす働きを持つ物質です。
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムとアルキルアミンオキシドは、どちらも界面活性剤の一種ですが、その性質や用途が異なります。
【ハイター】アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)
- 特徴:
- 強力な洗浄力を持つ。
- 泡立ちが良く、豊かな泡が特徴。
- 皮膚刺激性があるため、配合量を調整する必要がある。
- 硬水にも比較的強い。
【ブリーチ】アルキルアミンオキシド
- 特徴:
- 生分解性が高く、環境への負荷が少ない。
- 皮膚刺激性が低く、マイルドな洗浄力。
- 泡立ちが比較的少ない。
- 高温下でも安定している。
キッチンハイターとキッチンブリーチ両製品の違いをまとめた表
特徴 | 【ハイター】アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES) | 【ブリーチ】アルキルアミンオキシド |
---|---|---|
洗浄力 | 強力 | マイルド |
泡立ち | 豊富 | 少ない |
皮膚刺激性 | 高い | 低い |
生分解性 | 低い | 高い |
硬水への強さ | 強い | 弱い |
高温安定性 | 低い | 高い |
キッチンハイターとキッチンブリーチそれぞれのメリットとデメリット
界面活性剤 | メリット | デメリット |
---|---|---|
【ハイター】アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム | 強力な洗浄力、豊かな泡立ち | 皮膚刺激性がある、生分解性が低い |
【ブリーチ】アルキルアミンオキシド | 皮膚刺激性が低い、生分解性が高い、高温安定性が高い | 泡立ちが少ない、洗浄力が弱い |
【ハイター】アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、強力な洗浄力が求められる製品に多く使用されますが、皮膚への刺激が強いというデメリットがあります。
一方、【ブリーチ】アルキルアミンオキシドは、皮膚への刺激が少なく、環境にも優しい界面活性剤ですが、洗浄力が弱いという特徴があります。
成分から見ると違いが見えてきましたが、普通に使用した時に大きく違いを感じられるほどではないのでしょう。
こだわりを持って使うなら特徴で選ぶのもいいかもしれませんね。
結局、キッチンハイターとキッチンブリーチどっちがいいの?
ここまで、「キッチンハイター」「キッチンブリーチ」の成分などについて説明してきました。
じゃあ結局どっちがいいの?
- 値段が高い方が安心できるのでは?
- 成分を見て肌への刺激が少ない方がいいのでは?
- 洗浄力が高い方がいいのでは?
- 大手メーカーの方が安心して使えるのでは?
など、どちらを使った方がいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
結論!
どっちを選んでも大丈夫!
主な違いは「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」の使われている界面活性剤の種類だけ。
両製品とも成分の配合量も、除菌・漂白の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が最も多くなっています。
次いで界面活性剤、水酸化ナトリウムというのも同じです。
製造しているのも、どちらの方が大手メーカーと言うわけではなく、「キッチンブリーチ」も洗剤や石けんの老舗メーカーが多く安心ですね。
どちらを選択するか個人的には、価格で購入する結論になるのではないでしょうか?
ただ、「キッチンブリーチ」を選ぶ場合、いろんなメーカーから販売されているのでメーカーを見て購入をするのもいいかもしれませんね。
今話題のキッチン泡ハイター無臭性ハンディースプレーとは
「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」の比較をしてきましたが、どちらも使用時には臭いが気になりませんか?
塩素のきつい臭いがしたり、使用後も洗い流したのに塩素の臭いが残っていたりして使用を控える方もいますよね。
そんな中、花王から「キッチン泡ハイター無臭性ハンディースプレー」が発売されています。
液体タイプではないですが、塩素臭がないのはすごくないですか?
そんな「キッチン泡ハイター無臭性ハンディースプレー」の特徴を見ていきましょう。
キッチン泡ハイター無臭性ハンディースプレーの成分特徴は?
成分名称 | 機能名称 |
---|---|
水 | 工程剤 |
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系) | 漂白剤 |
水酸化ナトリウム | アルカリ剤 |
純石けん分(脂肪酸ナトリウム) | 界面活性剤 |
アルキルアミンオキシド | 界面活性剤 |
各成分の役割と全体的な特徴
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤):
- 強力な殺菌・漂白作用があり、特に有機物に対して効果が高いです。
- 色素を分解して白くしたり、雑菌を死滅させたりする働きがあります。
- 水酸化ナトリウム(アルカリ剤):
- 強力なアルカリ性で、油汚れを乳化させ、分解する作用があります。
- タンパク質を分解する働きもあり、皮脂汚れなどに効果を発揮します。
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム):
- 天然由来の界面活性剤で、皮脂汚れや油汚れを落とす働きがあります。
- 生分解性が高く、環境への負荷が少ないのが特徴です。
- アルキルアミンオキシド界面活性剤:
- 合成界面活性剤の一種で、洗浄力が高く、泡立ちが良いのが特徴です。
- 生分解性も比較的高いです。
【レビュー】キッチン泡ハイター無臭性ハンディースプレーの口コミ
全体的な評価
キッチン泡ハイター(無臭性)は、従来品に比べて塩素臭が大幅に軽減されており、その点が大きな特徴として挙げられています。
多くのユーザーが、塩素臭が気にならなくなったことで、より快適に使えるようになったと評価しています。
長所
- 塩素臭が少ない: これが最大のメリット。塩素臭が苦手な人でも使いやすい。
- 漂白力: 塩素臭が軽減されたものの、漂白力自体は従来品と変わらないか、わずかに劣る程度という意見が多い。
- 使いやすさ: スプレータイプで使いやすく、汚れ落ちも良好。
- 安全性: 無臭のため、誤って口に入れたり触れてしまったりするリスクが減る。
短所
- 価格: 従来品に比べてやや高価。
- 無臭のため、つけ置き時間を忘れがち: 塩素臭がないため、つけ置き時間を忘れてしまう可能性がある。
- 垂直面への密着性が弱い: 一部のユーザーからは、垂直面への泡の密着性が弱いという意見も。
- 漂白力が若干弱い: 従来品に比べると、漂白力がわずかに劣ると感じる人もいる。
その他の意見
- 塩素臭は完全に消えたわけではない: 完全に無臭ではないが、かなり軽減されている。
- 泡の持続性: 従来品と比べて、泡の持続性が向上したという意見も。
- 用途: 食器、まな板、排水溝など、様々な場所に使用されている。
- 安全性: 小さい子供がいる家庭でも安心して使える。
キッチン泡ハイター(無臭性)は、塩素臭が気になる人にとって、非常に魅力的な商品です。
漂白力も従来品と遜色なく、さまざまな場所に使用できます。
ただし、完全に無臭ではないことや、垂直面への密着性が弱いという点に注意が必要です。
総合的に見て、塩素臭が気になる方は一度試してみる価値がある商品と言えるでしょう。
漂白剤のキッチンハイターとキッチンブリーチのまとめ
「キッチンハイター」と「キッチンブリーチ」はどちらもキッチンの漂白や除菌に使用される製品です。
キッチンハイターは特定のブランド製品であり、キッチンブリーチは一般名称でさまざまな製品が存在します。
- 漂白・除菌効果: ほぼ同じ
- 成分: 主成分は同じ、一部の成分が異なる場合あり
- 商品名: ハイターは花王のブランド名、ブリーチは一般的な呼び名
どちらを選ぶかは、使用目的や好みに応じて決めると良いでしょう。
製品の成分表示や使用方法を確認し、安全に使うことが大切です。